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2014年最後のLFインタビューは、湘南のダンスシーンを語る上で絶対に外すことのできないコノ御方[TooRu]さんにお話しを伺ってきました!!湘南出身のストリートダンサーとして、いち早くプロとして活躍。ダンサーとしては勿論、あのS**t Kingzのメンバーをはじめ数多くのプロダンサーを育成されたレジェンドダンサーの必読インタビューです♪

「自己紹介をお願い致します。」

T「はじめまして、TooRuです。」

「まずは、TooRuさんの活動経歴を教えていただけますか??」

T「最初は[VILLAGE POSSE]というチームが最初だったね!19~20歳の時は地元湘南でいろんなイベントに参加していました。その後に、[青山ナイト][スモーキンガレージ]※当時クラブチッタで開催されていた大型ダンスイベント。R-Hallなどで開催しているイベントに参加してました。その後、自分がチームを脱退して、KATSUMI(PYRO)が2人チームをやっていたのを知って、そこに声をかけて一緒にやろうという形になったんだよね。そして、一緒にニューヨークに行くことになったんだけど、そこで[チーム名について考えていて]お互いを照らし合わせていったら「PYRO」という言葉を互いに使っていたことに気がついて[パイロ=炎が燃え上がる]という意味がお互い気に入ってこの名前にしました。そして、日本に帰国し、結成当初は3人でやっていたんだけど、その後2人になっちゃって…その時にKOYAを誘ってまた新たな3人で活動を始めました。

その後、イベントに出て行く中でターニングポイントになったのが[RAVE2001]というTV番組でした。その番組が始まることを知って、当時はただ純粋に[Houseダンスというものをもっと広めたい]という一心で参加を決意し乗り込んでいったら、TRFのSamさんに評価を頂いて色々な仕事をらえるようになりました。そこから色々な仕事をもらえるようになって、ようやく[目標にしていたダンサー達が通ってきた憧れの世界]に立つことが出来たんだけど、そこで本当に様々なことを学んだよね。それこそ、業界の世界だから[何でもやりたいものがやれるわけではない]し、もちろん厳しさもあったけど、今考えれば本当にいろんな事を吸収させてもらった。様々なアーティストやアイドルの振付け・宝塚の仕事とか、そこで得たものが大きかったね。

そうやってメジャーで活動した後、僕が[PYRO]を抜けることになったんだけど、そこでまたHIRO(ALMA)やPINOくんと一緒にやったり、そこにSOICHIROが入ってきて[VILLAGE DIG SOUL]を組んだりして、アンダーグラウンドの活動がメインになっていきました。まぁ、紆余曲折あって、最終的にはアンダーグラウンドに帰ってきたっていうのが一つの流れだったかな!

現在は、ダンスの経験をスポーツと繋げる活動をしています。」

「なるほどー、では当時のダンスシーンはどんな感じでしたか?」

T「いや、あの時代はみんなギラッギラだったよね!!笑 今って結構、ジャンルの垣根を超えて仲良くやってるピースな感じでしょ??

当時は、同ジャンルだったらバッチバチだったから、まず、そんなに話したりはしない。だけど、お互いのショーを見ている訳で...だから[お互い負けたくない]という気持ちが表に出ていたし[競争心も強かった]よね。その中だからこそ[自分たちのスタイル]そして[1人のダンサーとしても常に意識]していたよね!

とは言え、当時も様々な人達とつるんだりはしていたけど、10代20代成長の最中だったから、、、いろんな面でギラギラですよ(笑)そういった部分は今のシーンとはまた違った競争というか[目に見えない競争意識]というのはあったよね。やっぱり、良いショーを見せられると素直にそれは認めるし、と同時に[もっと自分たちが頑張らないと!]という指標になったし。一つ一つのショーに懸ける気持ちっていうのは今のダンスシーンよりも当時のダンサーはすごく強かったと思う。その時代にちょうど良いタイミングでいれた事は[ダンスシーンにとってすごく貴重な時代を経験]できたかなって思っています。」

「ちなみに、現在のダンスシーンはどう見えていますか?」

S「今はね、当時よりも環境が整っているよね!キッズも学生もダンスを始めて2、3年ですごく上手い。当時に比べて上達が早いよ!今は[ダンスを習いたいと思えばどこにでもダンススタジオがあって習える]そういった意味ですごく環境が整っている。でも、スキルで言えば今の子達はすごく上手いけど黒さが欠けているのかな??俺たちの時代は、殆どのストリートダンサーが[黒さを求めていて]この事を昔と比べていいものかはわからないんだけど…今の子達はそこを求めてないと思う。勝ち負けだったり[派手さやエンターテイメント性を求めているのかな]って感じるんだよね。

俺たちの時代はエンターテイメントとは真逆、ダンスシーン全体がより[黒いスタイル]を求めていた。あとは、格好やファッションのこだわりも昔の方が強かった気がする。昔は皆、流行に敏感で、皆が同じものを着るような時代だったからね!でも、今はオープンじゃない。パッと見たらダンサーかダンサーじゃないかもわからないぐらい(笑)

なぜそのファッションをしていたかというと、単純にNYの人達がそういう格好をしていたからだけなんだよね!結局、格好から黒さを求めていたよ。でも、今の若い子達がそうではないと思うし、いろんな意味で昔よりもストリートダンスが身近なものになってきたのかな!?幅も広がったしね。

あとは、ダンスが[エンターテイメントという世界で認められてきた]それこそ、テレビやメディアをはじめ、国からも認められるようになったのは昔との大きな差かな…。だからこそ、いろんな意味で広く浅くなってしまった部分もある。でも、結果として[老若男女ダンスを楽しんでいる]っていうことは昔では考えられない良い事だね!結局、ダンスは誰かにいわれてやるものでもないし、誰かがどうこうっていってやるものでもないから[自分が楽しいと思った事を一生懸命]やれば良いと思うんだ。1人のダンサーとして大人も子供も関係ないし、自分たちが[カッコいいと思うファッションや踊り方を考えて自分が良いと思ったものを追求]していくものだから、結果も全て自分の責任。だからこそ、ダンスって言うのは皆楽しいって感じるもんなんだよ。」

「そんな現在のダンスシーンで生徒さんが大活躍されていますが、当時レッスンされるうえで心掛けていた事などはありますか?」

T「あの当時、Kazuki(s**t kingz)やNoppo(s**t kingz)、浜崎あゆみのバックダンサーで活躍している濱本和真(KAZUMA)、KAZUNEなどに教えてました。1ついえるのは、いまは皆プロのダンサーとして活躍しているんだけど、彼らを指導していた時は、自分が[安室ちゃんやTRFなどのダンサーとして芸能界でバリバリやっていた時期]なんだよね。その時思ってたのは、その世界に行くと俺は[教わる立場]で、スクールに行ったら[教える立場]で。だから、その世界で[自分に足りないと分かった部分]や[教わって良いなと思ったこと]をそのままダイレクトに生徒達に落とし込んでいたんだよね。彼らが目指していた場所もそこだし、自分みたいになりたいって言うのを表に出していたから。

その道に行きたいのであれば、今自分は[こういう事で苦労しているから、これが出来ないと厳しい]とか、[自分たちが好きな事をしているだけでは行ける世界じゃない]という事を伝えたり、ただハウスダンスを教えている訳ではなく、もっと幅広く教えていた。それこそ、当時俺は[ジャズダンサーの女の子たちと混じってアイソレーション]をずっと練習させられた時期とかもあるし(笑)だけど、結果それをやって[自分のダンスの幅が広がった]のは事実だし、そういった部分も彼らには落とし込んでいたよね!

あと、プロの世界で通用する為には[1人の人間として社会性をすごく求められる]から、そういった部分も言葉として落とし込んでいて、当時は、皆で楽しくというより[育成]といった感じが強かったかな!それは、自分がその世界で育成されていたから[自分が苦労している部分を早い時期に落とし込んでいけば、彼らは自分よりもっと楽にいける]と感じてやってた。

で、自分がプロを離れてアンダーグランドに戻ってからのスクールは全く逆[自分の好きなように個性を大切にしなさい]ってやっていたよね(笑)結局は[自分が経験していない事を教えるのはナンセンス]だと思うんだ。自分が伝え教えてることは間違っているかもしれないけど[自分が経験し得てきた哲学]になるんだから、そこに自信を持ってしっかり教えてはじめて[自分のスクールの形]になると思ってます。そして、それが違うと思った子は他のレッスンに行くと思うけど、良いと思う子は通ってくれるし他に行っても帰ってくる。そこで自分がブレていたら何も始まらないし何も落とし込めないし、その時[自分がいる環境や立場]によって指導にも大きく影響すると思う。」

「プロで活躍されていた頃でも[アンダーグラウンドのマインドやルーツ]を落とし込む事も出来た訳じゃないですか??でも、プロの環境で活動をされていたから[今身を置いているプロの世界]を伝えていたんですね??」

T「そうだね。ダンススタイルとか考え方の部分は、当然影響受けてきたものを好きなようにやらせてもらったけど、その中で彼らが[コンテストやオーディションに出たい]と思ったときには色んな所に繋げてあげたり。自分が[PYRO]として、TRFなどでやってきた事を見てきてくれた子達だから、機会があれば[皆にそのチャンスをあげたかった]。そういうのを考えると、良い意味での縦関係が出来上がっていた部分はあるかな。でも、自分がそこの立場にいなかったら、彼らはどの経験もしていないかもしれないんだよね…地元ダンサーで終わっている可能性もあるし、そういった面で良い部分も悪い部分も彼らは見てきたと思う。そして、自分たちの[今、頑張っている場所]というのを[自分たちで判断して自分たちで作り上げて行っている]んだよね。それは誰かが作った道じゃない[彼らの道]だから。自分のスクールから巣立っていった彼らの活躍を聞くと[彼らを教えてあげられた事はよかったなぁ]と思うよね!それと、何よりも本人たちが楽しんで[自信をもって活動していること]それが一番嬉しい!俺は、そういった彼らのダンス経験の中の一つのキッカケになれたのであれば[ダンスを通じて彼らに関われたこと]を誇りに思います。」

「貴重なお話しをありがとうございます!では最後に、これからダンサーを目指している人達にメッセージをお願いします!」

T「一つは[どれだけダンスというものが好きか]ってこと。自分もダンスをやっていたときは、24時間ダンスのことしか考えていなかったからね。だから、まずはそこがベースになきゃ駄目だと思うのと、あとは[見る勉強]もっとした方が良いと思う。歴史とまでは言わないけど[自分たちが憧れているダンサーの生のダンスを見た方がいい]よね。今じゃYoutubeとかですぐに見れるけど[生でみるのと動画で見るのは感じるものが全然違う]から!もちろん、すべて行けなんては言わないけど、それでも出来るだけ足を運んでほしいかな。

あとは、自分がもっと上を目指すのであれば[視野を広げた方がいい]。自分の中では[今関係ないと思っている部分]のところに、もしかしたら自分をもっと[高見に引っ張ってくれるヒント]が眠っている可能性が大いにあるから!

日本人って「ダンスはダンス」「サッカーはサッカー」「野球だったら野球」って視野が狭くなっちゃう部分があって…海外の人達は、スポーツにしてもアートにしても視野が広いんだよ。だから、発想とか想像力とか、新しいものを生み出す可能性とか凄いんだよね。一つのところに目を向けるのも大事だけど[色んなジャンルに目を向ける]のも一つ。例えば、タンゴとかサルサとか…なんでも良いと思うけど、興味半分で見てみたら面白いステップとか動きがあったりするし、それを応用出来たりするから、そういう見方も身につけてほしいかな。自分が今まで見た事ないものや体感したことがない[新しい世界に身を置く事は自分の可能性を引き上げる]すごくいい事だから。今は競争率も高いだろうしダンサー需要も増えているからこそ、そういう中で[他にない発想]で強みを付けていってほしい。やはり[みんなが目を向けていない場所に目を向ける努力]っていうのは必要になってくるんじゃないかな??と思うので、そういう事を意識して動いても面白いんじゃないかと思います。」

PYRO-RAVE2001

VILLAGE DIG SOUL

これまで自身でも様々な経歴を持ち、そして、数多くの有名ダンサーを育て上げてきたトオルさんのお話は、やはり常に「プロ」を意識し続けたからこその哲学をヒシヒシと感じられるお話でした。最後に語られていた「視野を広げる努力」とは、ダンスのみならず、日本人がこの変わりゆく世の中に立ち向かっていく為に最も重要な事ではないだろうか。現在は、これまでのダンス経験とスポーツを繋げた仕事をされているという事で、そちらの動向も見逃せませんね。今後益々のご活躍を期待しております!

記者:AFlo

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